翻訳コーディネーターの仕事への想い

実務翻訳スクール.comは有限会社ワールド翻訳サービスが運営しております。

ワールド翻訳サービスは、おもに研究論文など専門性が高く、繰り返しの少ない文書を取り扱っています。

そのため、機械翻訳は使用せず、完全なマンパワーを源として
翻訳物などのサービスを提供させていただいています。

取扱説明書の改訂などで機械翻訳(翻訳ツール)が有効な文書も確かにあると思うのですが、
そうした文書においてもプロの翻訳者が前後の文脈を読み解き、
原文が同じであっても使われる場面によって、翻訳すべき情報が異なる
可能性も加味しつつ、訳文を作成いたします。

単に、単語を原文の言語からターゲット言語へ置き換える、という姿勢ではなく、
その文章に含まれている、伝えるべき情報をターゲット言語へ翻訳し、
その先のユーザーへ正しい情報を伝えることをサービスの目的としております。

特に、研究論文は研究の成果を公表するための非常に大切な文書です。
そこに詰まっているのは、無機質な文章ではなく、
それまでの試行錯誤や研究者の後姿を映すとても大切な「想い」だと考えております。

だからこそ、わたしたちは研究論文などお客様の文書をひとつひとつ大切に扱いたいと思っております。
字面を追えば、同じ意味合いに受け取れる文章も、前後の文脈やその論文の流れから
著者の言いたいことは何か、それを汲み取り、ターゲット言語へ翻訳するのがわたしたちの仕事です。

文書にこめられた「想い」を汲み取ることができるのは、
「想い」を汲み取ろうという気持ちのある翻訳者にしかできないことだと思います。

いくら外国語力がある方でも、それだけでは「一流の翻訳者」になれないのは、
クライアントや著者の気持ちを文章から読み取れないからだと思うのです。

ワールド翻訳サービスは、翻訳コーディネーターを通して、
お客様の文書に込められた「想い」を翻訳者・校閲者とともに、
新たな言語へ生まれ変わらせるお手伝いをさせていただきます。

それは、研究論文に対してだけではなく、ビジネスレター1通でも同じだと思っています。
1通のビジネスレターに書いてある文字数がたとえ200文字のものであったとしても、
その背景には、クライアントの抱えた事情や海外の取引先へ伝えたい「想い」が込められているのです。

わたしたちは、翻訳コーディネーターとして単なる翻訳物を提供したいのではありません。
お客様が当社のサービスを利用して得たいと考えている最終的な成果を手に入れていただくための
お手伝いをするために、わたしたちのサービスをお届けしております。
そして、そこにわたしたちは翻訳コーディネーターとしてのやりがいを感じています。

ワールド翻訳サービスは、お客様の状況を考え、お客様のご希望に寄り添う仕事姿勢を貫いて
いきたいと考えておりますので、こうした想いに共感してくださる翻訳者さんを求めています。



品質管理に対する考え

ワールド翻訳サービスでは、納品前に必ず社内でチェックし、お客様へ納品しております。
翻訳者や校閲者(たとえどんなに優秀な方でも)から納品された原稿は完璧ではない、
という前提で品質管理を行っております。

これは翻訳者・校閲者のパフォーマンスを信じていないからではなく、
人間にはケアレスミスがつきものだと考えているからです。

そして、それはどんなに優秀な翻訳者でも校閲者でも同じだと思っているからです。

ミスが発覚したときに、全力を尽くしてくれた翻訳者や校閲者のミスを嘆くのではなく、
品質管理を行うことが翻訳コーディネーターの務めと考え、
そのミスは納品前に修正できなかったわたしたちの責任、と考えています。

当社の登録翻訳者・校閲者は非常に優秀な方ばかりです。
彼らの実力と温かいサポートのおかげで、企業としてここまで成長することができました。

彼らの実力を一番理解している立場で、尊敬している立場にありながら、
それでも、ケアレスミスがある可能性を考えて、
時間と人件費をかけて自分たちの責任においてチェックします。

ですから、訳文のチェックを依頼するチェッカー(品質管理者)の存在も
私たちにとっては非常に大きいのです。

彼らの協力なしにはすべての案件で適正な品質管理を行うのは
困難だと言い切れるほどです。

たとえば、大リーガーのイチロー選手のような世界でトップクラスのプレーヤーでも
1年間に1回くらいは試合でエラーをしてしまうことがあるのと同じで、
いつもはケアレスミスなどない完璧な原稿を納品してくれる翻訳者・校閲者でも、
年1回のミスがたまたま今回の原稿にあるかもしれない、という緊張感をもって、
わたしたちはひとつひとつの案件に取り組んでいるのです。

チェックという仕事は軽視されがちですが、
本当はとても大事な役割を担っています。

実務翻訳スクール.comの講座を修了し、実力のついた方には
翻訳者・チェッカーとなり、ぜひ、私たちのチームの一員に加わっていただきたいと思います。



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