学習開始からプロになるまでの道のり

ここでは、プロの実務翻訳者を目指して学習を開始してから
プロになるまでの道のりをご案内いたします。

なぜ、この講座が少人数に限定しているのか、
その理由をご理解いただけると思います。

【ステップ1 実務翻訳入門セミナー】 実務翻訳とは何かを知る

まずは、実務翻訳が実際にどういうものなのか、
どんな仕事なのか、ということを具体的に知る必要があります。

そのうえであなたのキャリアプランを考えてみてください。

本当に実務翻訳者になりたいのかどうか、
もし、なりたいと思ったのなら、プロになるための学習計画を立てましょう。

そして、
・翻訳者になるために必要な心構え
・プロとしての仕事に対する姿勢
・プロになるためにはどんな勉強をすればいいのか
・プロになって最初の仕事を獲得するにはどうすればいいのか
・翻訳業界の需要はどんな傾向があるのか

こうした情報収集をしてください。

同時に、実際に実務翻訳の演習に取り組んでみましょう。
翻訳の書籍やムック本に載っているものでもよいでしょう。

ご自分の力を試すのもよいと思いますし、
どんなポイントに気をつけて翻訳をすればいいのか、手がかりもつかめるでしょう。

もし、適当な課題文に心当たりがないようでしたら、
実際に英文の和訳と和文の英訳の両方の演習ができる「実務翻訳入門セミナー」の
DVDと課題文をプレゼントさせていただいておりますので、
こちらから必要事項をご記くださいませ。

10周年記念の期間限定の企画ですので、在庫がなくなる前に手に入れていただきたいと思います。

完全に無料で入門セミナーを受けられるチャンスです。
あなたにリスクはありませんので、少しでもやってみたいなというお気持ちがありましたら
思い切って演習を試してみてはいかがでしょうか?

そのうえで、翻訳の道を進むかどうかご判断していただけばよいと思います。

 

【ステップ2 実務翻訳基礎講座】 本格的に学習を始め、基礎を固める

入門セミナーを受けていただき、本気でプロの実務翻訳者になりたいというお気持ちが固まりましたら、この基礎講座の受講をご検討ください。

ここでは、次のようなことを達成目標としています。

英文和訳:
英語の基本的な文法を習得し構文を把握することによって原文を正確に理解できるようになる。
理解した原文を正確かつ自然な日本語に訳出できる。

和文英訳:
原文の意味を正しい英文法を使って正確に表現できる。
課題演習を通じて語彙・表現力を習得するとともに調査力を身につける。

全10回の講義と課題文を通して、実務翻訳の基礎を固めていただきます。

そして、プロの翻訳者になるために必要な、原文への向き合い方を身につけていただきます。

【ステップ3 実務翻訳実践コース】 実践力を身につける

基礎講座を修了された方、実務翻訳の基礎を身につけている方が対象です。

実践コースでは、全10回の講義を通して、これまでに培った基礎をベースに、応用力を磨くため実践的な課題に取り組みます。

実際に栗村先生が仕事で請け負った原稿を中心に課題を作成していますので、クライアントに納品する際に気をつけなければいけないこと、確認すべきことなど翻訳の現場で必要とされる判断にどのようなものがあるか、ということも学んでいただけます。

課題の難易度も上がりますので、リサーチ力を高め、表現の引き出しを増やしていくよいトレーニングになります。

実践的な課題に取り組み、講師から直接指導を受けることでより精度の高い訳出を目指します。

実践コースの達成目標

英文和訳:
原文の文法、構造および背景知識を活用して、書き手の意図を把握できるようになる。
把握した書き手の意図を正確かつ自然な日本語に訳出できる。

和文英訳:
原文の意味を正しい英文法で正確に表現できる。
課題演習を通じて語彙・表現力を習得し、より自然な英語に訳出できるようになる。


【ステップ4 実務翻訳発展コース】 プロとして稼働する準備をする

プロになるための本格的な準備をしていただくため、これまでのスキルをさらに磨き上げます。

課題は論文もしくは論文に準ずる文書からの出題になります。
弊社のお客様から実際にご依頼いただいた原稿が中心になっています。

論文の翻訳には丹念なリサーチが欠かせません。

どのレベルまでリサーチを行うべきなのか、プロとして通用する訳文がどのレベルなのか、
という実践的な学びを深めていただけます。

全10回の講義を通して、実際に受注した案件などを教材にし、翻訳力の向上はもちろん、プロとしてどのような対処をすればいいのか、納品の際のポイントは何かなどを学びます。

発展コースの達成目標:
基礎・実践講座で学んだ翻訳時の留意点を念頭に、さらに精度の高い翻訳を目指す。
課題に関連する背景知識や用語を調査し、原文の文脈を正確に把握する。
把握した内容を当該分野に適した用語・文体を用いて正確で読みやすい訳文に仕上げる。

講師の推薦があれば、講座受講中でも運営会社(有限会社ワールド翻訳サービス)のトライアルを受けることができます。
(合格すれば登録翻訳者としてプロデビューしていただきます。)

【ステップ5 トライアルを受ける】 プロデビューサポート

発展コースを修了後(もしくは受講中に講師の推薦があった場合)、
この実務翻訳講座の運営会社である(有)ワールド翻訳サービスの
トライアルを受けていただくことができます。

合格した場合には翻訳者として登録していただきます。

また、ご希望の方にはチェッカーとしてご登録いただくこともできます。
(講師の推薦が必要です。もしくは当社にて数日間〜数週間の研修を受けていただきます。)

チェッカーの場合、第一線で活躍中のプロの翻訳者の訳文を
チェックするお仕事から始めていただくことができるので、
非常によい勉強になります。

ベテランの翻訳者がどのように原文を解釈し、どのように訳出したのかなど
講義だけでは学びきれない、現場での貴重な経験を積むことができます。

本物のお仕事ですので、コーディネーターとのやり取りも発生します。
そうしたやり取りを通じて、翻訳の現場でクライアントが実際にどのようなことを
求めているのかといったことも肌で感じていただくことができます。

「このようなケースではこういう対応が望まれるのか・・・」
といった経験値を積むことができるのも非常に大きなメリットです。

あなたのプロデビューを強力にバックアップいたします。


当スクールの受講生が、第10回オンキョー世界点字作文コンクール入選作品の翻訳を
担当させていただきました。


作品はこちらからご覧いただけます
 ↓
【オンキョー様のホームページ】
第10回の入選作品(2012年)
海外の部 アジア・太平洋地域
海外の部 西アジア・中央アジア・中東地域
海外の部 ヨーロッパ地域
海外の部 北米・カリブ地域

第11回の入選作品(2013年)
海外の部 アジア・太平洋地域
海外の部 西アジア・中央アジア・中東地域
海外の部 ヨーロッパ地域
海外の部 北米・カリブ地域

こうした実績は、協力してくださった受講生の方々が、翻訳会社のトライアルを受ける際には、
職務経歴書にご自分の実績として記載していただくことができます。

【フォローアップ】

発展コースを修了したら、そこでご縁が切れるわけではないのが、この講座の特徴です。

スキルアップセミナー

フォローアップとして、修了生向けに栗村先生を招き、単発のセミナーを東京で開催します。不定期の開催にはなりますが、修了生のリクエストが多かったトピックやコンテンツをご用意いたします。

(※2014年6月より開始。セミナーの内容によっては、通信コース受講中の方にもご参加いただけます。第1回のセミナーは『実務翻訳講座 スキルアップセミナー(英訳編)』です。)

なお、通信コースの方とはなかなかお目にかかれる機会がないので、実際にお会いしてお話しできる場としても活用していただけます。

ボランティア翻訳プロジェクト
国連ウィメン日本協会のホームページ等に掲載されている、UN Women提供の情報の翻訳に協力しています。

認定NPO法人国連ウィメン日本協会のホームページやメールマガジンでは、女性のための国連機関であるUN Womenから提供される情報を随時翻訳して広く紹介していますが、当スクールの修了生がこの情報の翻訳に協力しています。
  ↓↓↓
http://www.unwomen-nc.jp/category/news

※修了生で希望される方は全員このプロジェクトに参加できます。
単発の案件ではなく、毎月継続してご依頼いただいています。

修了生の有志の勉強会

2014年5月からはスクール・通信の修了生の有志の方々が集まり、自主的な勉強会を運営しています。
メンバーは2015年4月の段階で8名です。

毎月メンバーが持ち寄った課題に取り組み、お互いに仕上がった訳文を提出し合い、わからなかったところや迷ったところなどを相談したりしているそうです。

講座修了後、ひとりで勉強を続けるより仲間と一緒にがんばりたい、という方にはおすすめです。DVDでなじみのある受講生の方も見つかると思いますよ(DVDを通して講義を受けていると、いつしかスクールの受講生に親近感が湧いてくるそうです)。

※受講生の自主運営というかたちの勉強会なので、受講料というものは発生しません。
原則として、修了生による自主的な運営の無料の勉強会となっております。

【まとめ】 通学・通信ともに少人数制にこだわる理由

ステップ1からステップ5までをご覧いただければ
なぜこの講座が一貫して少人数制の徹底指導にこだわっているのか
ご理解いただけたかと思います。

私たちは、単なる教育ビジネスとしてこの講座の売り上げを伸ばしたいのではなく、
当社での受け入れ可能な範囲内での運営を実現したいからです。

優秀な翻訳者に育っていただきたいという気持ちも大きいのですが、
翻訳者としても長くお付き合いさせていただくのなら、
栗村先生の指導をしっかり受けた方と末長くよい関係を築いていきたいとも願っています。

とはいえ、発展コースを修了した方全員について
プロの翻訳者、チェッカーとしてのご登録をお約束できるものではありません。

登録していただく方には、お仕事として案件に携わっていただくことになりますので
実力が一定の水準に満たない場合には、ご希望にお応えすることが
できない可能性があることもご承知おきください。

なお、この講座を受講したからといって
当社だけの専属翻訳者になっていただく必要もありません。

機が熟したら複数のエージェントにご登録いただき、どんどん実践を積み、
スキルを磨いていっていただきたいと思っています。

そして、プロとして第一線でご活躍されるあなたと一緒に
お仕事ができるのを楽しみにしています。

※メールアドレスにワードファイルにて課題文をお送りいたします。
フリーメールアドレスでは、メールが受け取れない場合がありますのでプロバイダーアドレスでの登録をおすすめします。